県と県国際経済振興機構は20日、山形銀行との共催で台湾向けの食品輸出商談会を山形市のやまがたクリエイティブシティセンターQ1で開いた。県内の食品関連企業20社が輸出バイヤーと商談し、販路開拓に臨んだ。取引が成約した商品は来年1月中旬、現地スーパーでの「山形県食品物産展」で販売される。
同機構は県内企業と海外企業や輸出バイヤーとの商談会を開催しており、台湾でスーパー裕毛屋を経営する「裕源」(神奈川県)との商談会は4回目。
こんにゃくの製造・卸のヤマコン食品(山形市)は昨年に続いての参加で、小結びしらたきや帯こんにゃくを紹介した。長谷川晃一社長は「山形のこんにゃく消費量が多いことを知ってもらいながら、自社商品の販路にもつなげたい」と話した。他の企業もワインや漬物、麺類などを紹介した。
裕源の謝明達社長は「原材料をうまく生かした商品が多い。各企業が山形に愛着を持っていることも分かった。来年の物産展もきっとうまくいく」と話した。
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