正月料理彩る、堀込せり 山形で収穫本格化

2023/11/28 07:55
腰をかがめて木箱に入り、セリを水洗いする生産者=山形市前明石

 年末が近づき、山形市の前明石地区で特産の「堀込せり」の収穫が本格化した。シャキシャキした歯触りと程よい香りが特徴で、鍋物や正月料理に欠かせない伝統野菜を食卓に届けようと、生産者が忙しく作業している。

 同地区では蔵王山系の地下水を利用して約70年前から栽培し、現在は約10軒の農家が手がける。生産者は田んぼで青々と育ったセリを引き抜き、束にしてハウスに運ぶ。ハウス内では木箱に入った女性たちが、地下水の浅いプールで泥を洗い落としながら選別する。

 約30アールの田んぼで栽培する生産歴約50年の山口和夫さん(79)は「夏の記録的な猛暑で生育不良が多く大変な1年だった。出荷量は例年と比べて7割ほどだが、多くの人に伝統食を届けたい」と話す。繁忙期は年末年始で、来年1月下旬まで出荷は続く。

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