ダム決壊で「死者多数の可能性」 数千人避難、米高官指摘

6/7 17:15
 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は6日の記者会見で、ウクライナ南部ヘルソン州で起きたカホフカ水力発電所のダム決壊について「死者が多数に上る可能性がある」と指摘した。正確な死者数は把握できていないとし、情報収集を急いでいると明らかにした。

 カービー氏は、洪水で少なくとも数千人が避難し、周辺地域に甚大な被害が出ているとの見方を示した。電力供給にも影響が及ぶと強調。決壊の原因について「何が起きたのか現時点で言うことはできない」としながらも、ダムを占拠してきたロシアが破壊したとの報道があると語った。

 また、避難住民への人道支援で協力すると説明した。

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