新聞社の取材・報道活動の第一線に立って情報を収集しているのが新聞記者です。一年365日、昼夜を分かたず取材活動を続け、最新ニュースを読者に提供しています。
山形新聞は県内各地にある総支社、支社に大勢の新聞記者を配置。さらに世界の隅々にまで張りめぐらされた共同通信の取材ネットワークなどから情報を集めています。その拠点となるのが本社編集局で、最新の情報機器を通して、生の情報が刻々と編集局に入ってきます。
ここは県民の、いわば目であり、耳となります。
新聞社の中枢・編集局には次々と記事、写真、情報が集められる
編集された情報は素早く、正確にコンピューターシステムでレイアウト、紙面化される
山形新聞は新聞づくりの技術革新に次々に挑戦しています。2019(令和1)年には、印刷センターを天童市荒谷西工業団地内に建設しました。建物は3階建て、地下1階、建築面積2,900平方メートル、延べ床面積6,740平方メートルの印刷センターは、地方紙としては全国有数の規模を誇り、免震装置、1500KVAの非常用発電機を設置し、災害に強い印刷工場となりました。輪転機は三菱重工機械システムのダイヤモンドスピリットを2セット配置し、表裏面カラーなど最大24面多色カラー、最大毎時16万部、40ページ印刷が可能なフル装備の輪転機を導入しました。新聞巻き取り用紙の搬送、装着や発送、仕分けまで一連の工程が全自動化されているのも特徴です。
さらに2012年にCTS(コンピューター編集システム)を全面更新しました。この際、画像関係で最新の技術「高精細スクリーン」を導入しカラー、モノクロ写真ともにより繊細な表現が可能になりました。
カラフルで美しい紙面は、CTSの画像システムと精密さを兼ね備えたこの巨大な輪転機から生まれます。
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